34PM129|第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
東洋医学概論弁証論治八綱・瘀血・痰火・腎陽虚
次の症例の八綱病証で最も適切なのはどれか。 「55歳の男性。主訴は頭痛。職場の人間関係がうまくいかず、イライラすることが多い。ストレスを感じると強い頭痛を自覚。眩暈、目赤、口苦があり、脈は弦数を認める。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、八綱弁証のうち、表裏と虚実を判断します。
イライラ、強い頭痛、眩暈、目赤、口苦、脈弦数は、体内に熱や気の上逆が強く現れた裏実証を考えます。
解説
八綱弁証では、病位を表・裏、病勢を虚・実、寒熱を寒・熱、全体を陰・陽でとらえます。
この症例では、発熱や悪寒などの表証所見はなく、頭痛、眩暈、目赤、口苦など体内の臓腑や経絡の失調を示す症状が中心です。そのため病位は裏です。
また、ストレスで悪化する強い頭痛、イライラ、脈弦数は、肝火や肝陽上亢などの実の病態を示します。虚弱や不足よりも、気や熱が強く上にのぼる状態です。
ひっかけポイント
表証は悪寒・発熱・鼻汁など外感初期の所見です。本症例は内側の熱や気滞が中心なので裏実証です。
選択肢の確認
1.表虚証
誤り。
表虚証では発汗、悪風、脈浮緩などがみられます。本症例は外感表証ではなく、目赤や口苦、脈弦数を伴う内側の実証です。
2.表実証
誤り。
表実証では悪寒、発熱、無汗、脈浮緊などがみられます。本症例では表証所見は中心ではありません。
3.裏虚証
誤り。
裏虚証では慢性的な虚弱、疲労、冷え、脈弱などが中心になります。本症例はイライラ、強い頭痛、目赤、口苦、脈弦数があり実証です。
4.裏実証
正しい。
症状は体内の病変を示し、さらに熱や気滞が強い実の所見を伴います。八綱病証として裏実証が最も適切です。
覚えるポイント
- 表証は外感初期の悪寒・発熱・脈浮で考えます。
- 裏証は臓腑や経絡の内側の病変です。
- 強い頭痛、目赤、口苦、脈弦数は実熱や肝火を考えます。