33PM135|第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
東洋医学概論弁証論治肝気鬱結・気虚
次の症例の随伴症状として最も適切なのはどれか。 「50歳の男性。イライラすることが続いたせいか陽萎となった。最近は少しのことでも怒りやすい。舌質は淡紅、脈は弦を認める。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、情志による肝の失調、特に肝気鬱結を考えます。
イライラ、怒りやすい、脈弦は肝の疏泄失調を示す重要な手がかりです。
解説
肝は疏泄を主り、気の流れや情志を調整するとされます。ストレスや怒りが続くと、肝気が滞り、胸脇部や季肋部の張り、ため息、情緒不安定などがみられます。
この症例では、イライラが続き、怒りやすく、脈が弦です。これは肝気鬱結を考える所見です。肝経は陰器にも関係するため、陽萎とも関連して考えられます。
随伴症状として最も適切なのは、季肋部の膨満感です。
ひっかけポイント
脈弦、怒りやすい、胸脇や季肋部の張りは肝気鬱結のキーワードです。
選択肢の確認
1.季肋部の膨満感
正しい。
肝気鬱結では気の巡りが滞り、胸脇部や季肋部の張り、膨満感がみられやすくなります。本症例に最も適切です。
2.下肢の重だるさ
誤り。
下肢の重だるさは湿邪や脾虚、痰湿などで考えやすい症状です。怒りやすさ、脈弦から考える肝気鬱結の随伴症状としては季肋部膨満感が適切です。
3.濃い黄色の尿
誤り。
濃い黄色の尿は熱証や湿熱でみられやすい所見です。本症例では舌質が淡紅であり、熱が強い所見は中心ではありません。
4.脱 毛
誤り。
脱毛は血虚や腎精不足などで考えることがあります。本症例の肝気鬱結を示す随伴症状としては不適切です。
覚えるポイント
- 肝気鬱結では季肋部の膨満感がみられます。
- 脈弦は肝の病証で重要です。
- イライラ、怒りやすい、ため息、胸脇苦満は肝気鬱結で整理します。