32PM91|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
東洋医学概論弁証論治臓腑病証・気血津液病証
次の文で示す病証で最も適切なのはどれか。 「45歳の女性。主訴は手のしびれ。デスクワークでパソコン作業が多く、夜寝る前にはスマートフォンで長時間遊ぶのが習慣となっている。顔色は蒼白く、最近は爪の変形が気になる。」
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、症例文から血虚を判断します。
血虚では、顔色が白い、しびれ、めまい、爪や髪の異常、目の疲れなどが手がかりになります。
解説
血虚は、血の不足により、筋、爪、目、皮膚などを十分に養えない状態です。
この症例では、手のしびれ、顔色の蒼白、爪の変形が示されています。さらに、パソコンやスマートフォンを長時間使う習慣は、目や血を消耗する要因として考えられます。
気虚では倦怠感、息切れ、無力感などが中心です。気逆では気が上に逆上して、のぼせ、咳、嘔吐などが出やすくなります。痰湿では重だるさ、肥満傾向、痰、むくみなどが中心です。
ひっかけポイント
爪は血に養われると考えます。爪の変形や顔色の蒼白、しびれがあれば血虚を疑います。
選択肢の確認
1.気 虚
誤り。
気虚では、倦怠感、息切れ、声に力がない、疲れやすいなどが中心です。この症例では血の不足を示す爪の変形や顔色の蒼白が目立ちます。
2.気 逆
誤り。
気逆では、気が上逆し、のぼせ、咳、嘔吐、げっぷなどがみられます。手のしびれ、蒼白、爪の変形を説明する病証としては不適切です。
3.血 虚
正しい。
血虚では、血が不足して筋や爪を養えず、しびれ、顔色の蒼白、爪の異常などがみられます。症例文に最も合います。
4.痰 湿
誤り。
痰湿では、体が重い、痰が多い、むくみ、肥満傾向、めまいなどがみられます。爪の変形や蒼白を中心とする本症例では血虚が適切です。
覚えるポイント
- 血虚では顔色の蒼白、しびれ、爪の異常が重要です。
- 爪は血に養われると考えます。
- 気虚は疲れやすさ、痰湿は重だるさやむくみで判断します。