32AM56|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
臨床医学疾患各論血液疾患
白血病について最も適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、白血病の種類と原因・遺伝子異常・治療の基本を確認します。
特に成人T細胞白血病とHTLV-1、慢性骨髄性白血病とフィラデルフィア染色体を整理します。
解説
成人T細胞白血病は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型であるHTLV-1感染が原因となります。母乳、血液、性行為などで感染することがあります。
慢性骨髄性白血病では、フィラデルフィア染色体に関連するBCR-ABL融合遺伝子が重要です。急性骨髄性白血病の治療は、病型やリスクに応じて化学療法や造血幹細胞移植を検討しますが、骨髄移植が常に第一選択というわけではありません。
ひっかけポイント
フィラデルフィア染色体は慢性骨髄性白血病で有名です。成人T細胞白血病はHTLV-1と結びつけます。
選択肢の確認
1.成人T細胞白血病はウイルス感染が原因である。
正しい。
成人T細胞白血病は、HTLV-1感染が原因となる白血病です。ウイルス感染が関与する代表例として重要です。
2.慢性骨髄性白血病では遺伝子変異が認められない。
誤り。
慢性骨髄性白血病では、フィラデルフィア染色体やBCR-ABL融合遺伝子が重要です。遺伝子異常が認められないという記述は不適切です。
3.急性骨髄性白血病ではフィラデルフィア染色体が陽性となる。
誤り。
フィラデルフィア染色体は慢性骨髄性白血病で代表的です。急性骨髄性白血病の代表所見として選ぶのは不適切です。
4.急性骨髄性白血病の治療は骨髄移植が第一選択である。
誤り。
急性骨髄性白血病では、まず化学療法が基本となり、病型や再発リスクに応じて造血幹細胞移植を検討します。骨髄移植が常に第一選択ではありません。
覚えるポイント
- 成人T細胞白血病はHTLV-1感染が原因です。
- 慢性骨髄性白血病はフィラデルフィア染色体が重要です。
- 急性骨髄性白血病では、治療方針は病型やリスクにより異なります。