32PM101|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
経絡経穴概論経絡系統・経筋・流注経別・足三陰経筋・手少陽病証・横隔膜・陽蹻脈
次の文で示す経脈病証はどれか。「55歳の女性。3週間前に肩の上部から上肢後面が痛み始めた。1週間前から耳の後ろと目尻が痛む。汗をかきやすい。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、痛みの部位から経脈病証を判断します。
肩上部、上肢後面、耳後部、目尻は手の少陽三焦経の走行と関係します。
解説
手の少陽三焦経は、手の環指から上肢後外側を上り、肩、頸部、耳の後ろ、側頭部、目尻に至る経脈です。
この症例では、肩の上部から上肢後面の痛み、耳の後ろと目尻の痛みが示されています。これらの部位は手の少陽経の走行とよく一致します。
手の太陰肺経は上肢前外側、手の少陰心経は上肢内側、手の太陽小腸経は上肢後内側から肩甲部・耳周囲に関係しますが、目尻と耳後部、上肢後面の組合せでは手の少陽経が最も適切です。
まず見るポイント
経脈病証では、痛みの部位を経脈の走行に重ねます。耳後部・目尻・上肢後面なら手少陽を考えます。
選択肢の確認
1.手の太陰経
誤り。
手の太陰肺経は胸部から上肢前外側、母指側へ向かう経脈です。耳後部や目尻の痛みとは合いにくいです。
2.手の少陰経
誤り。
手の少陰心経は腋窩から上肢内側、小指へ向かいます。肩上部、耳後部、目尻を中心とする症状には適しません。
3.手の太陽経
誤り。
手の太陽小腸経は上肢後内側、肩甲部、顔面・耳周囲に関係しますが、目尻と耳後部を含む本症例では手の少陽経がより適切です。
4.手の少陽経
正しい。
手の少陽三焦経は上肢後面から肩、耳後部、目尻へ至ります。症例の痛みの部位と一致します。
覚えるポイント
- 手の少陽三焦経は上肢後外側、肩、耳後部、目尻に関係します。
- 経脈病証は症状の部位で判断します。
- 手の太陰経は肺経、手の少陰経は心経、手の太陽経は小腸経です。
- 耳周囲や目尻が出たら少陽経を意識します。