32AM80|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
リハビリテーション医学嚥下・歩行・切断・心臓リハ嚥下訓練・正常歩行・断端管理・運動禁忌
心臓リハビリテーションにおける運動療法の禁忌はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、心臓リハビリテーションで運動療法を行ってよい状態と、禁忌となる状態を区別します。
不安定狭心症では心筋虚血が安定しておらず、運動により急性心筋梗塞や重篤な不整脈のリスクが高くなるため禁忌です。
解説
心臓リハビリテーションでは、医学的管理のもとで運動療法、生活指導、服薬管理、再発予防などを行います。
運動療法は、状態が安定している患者では心肺機能やADLの改善、再発予防に有用です。しかし、不安定狭心症、急性心筋梗塞直後で未安定な状態、重症不整脈、急性心不全、急性心筋炎などでは運動療法を避けます。
NYHA心機能分類Ⅰ度は症状が軽く、運動療法の禁忌ではありません。冠状動脈バイパス術後や末梢動脈閉塞性疾患でも、状態に応じてリハビリテーションが行われます。
安全管理上のポイント
胸痛、息切れ、血圧異常、不整脈、めまいが出た場合は運動を中止し、医療者へ報告します。
選択肢の確認
1.NYHA心機能分類Ⅰ度
誤り。
NYHAⅠ度は日常的な身体活動で症状が出ない状態です。心臓リハビリテーションの運動療法の禁忌ではありません。
2.冠状動脈バイパス術後
誤り。
冠状動脈バイパス術後は、状態が安定していれば心臓リハビリテーションの対象となります。禁忌としては不安定狭心症が適切です。
3.末梢動脈閉塞性疾患
誤り。
末梢動脈閉塞性疾患では、監視下運動療法が有用な場合があります。禁忌として最も適切ではありません。
4.不安定狭心症
正しい。
不安定狭心症では心筋虚血が不安定であり、運動により重篤な心血管イベントを起こす危険があります。運動療法は禁忌です。
覚えるポイント
- 心臓リハでは安全確認が最優先です。
- 不安定狭心症は運動療法の禁忌です。
- 状態が安定していれば術後や心不全でもリハビリ対象となります。
- 胸痛や不整脈などの危険サインを見逃さないことが重要です。