46PM52|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
図の回路で測定している漏れ電流はどれか。

解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
図では、複数のCF形装着部を一括して測定器MDへ接続し、さらに保護接地線を開放しています。したがって、測定しているのは保護接地開放という単一故障状態における合計患者漏れ電流です。
解説
患者漏れ電流は、装着部から患者を経由して大地へ流れ得る電流を想定して測定します。同じ種類の複数の装着部をまとめて一つの測定器MDへ接続して測る場合は、個々の装着部の患者漏れ電流ではなく、合計患者漏れ電流です。
また、3P-2P変換プラグの接地線を「接続しない」とした図は、保護接地という一つの保護手段を失わせた状態です。これは正常状態ではなく単一故障状態に当たります。
一方、接地漏れ電流は、機器の電源部から保護接地線を通って大地へ流れる電流です。その測定では保護接地線に測定器を挿入して電流を測ります。この図のMDは保護接地線ではなく装着部側に接続されているため、接地漏れ電流の測定回路ではありません。
図の読み方
何本をまとめてMDへ接続しているかで「患者漏れ電流」と「合計患者漏れ電流」を、保護手段を開放しているかで「正常状態」と「単一故障状態」を判断します。
選択肢の確認
1.接地漏れ電流(単一故障状態)
誤り。単一故障状態ではありますが、MDは保護接地線ではなく装着部側に置かれています。
2.患者漏れ電流(正常状態)
誤り。保護接地が開放されているため正常状態ではなく、複数の装着部も一括されています。
3.患者漏れ電流(単一故障状態)
誤り。単一故障状態は合っていますが、一つの装着部を個別に測る回路ではありません。
4.合計患者漏れ電流(正常状態)
誤り。合計患者漏れ電流の回路ですが、保護接地が開放されているため正常状態ではありません。
5.合計患者漏れ電流(単一故障状態)
正しい。複数装着部を一括してMDへ接続し、保護接地を開放した測定です。
覚えるポイント
- 装着部を個別に測る:患者漏れ電流。
- 同種の複数装着部を一括して測る:合計患者漏れ電流。
- 一つの保護手段を失わせる:単一故障状態。
- 接地漏れ電流は保護接地線を流れる電流であり、MDを置く経路で見分ける。
