46PM46第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用エネルギー治療・外科機器/電気メス・対極板

電気メスの熱傷予防で適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、電気メスの熱傷予防として適切な取り扱いが問われています。

電気メスでは、アクティブ電極、対極板、患者の接触部位、金属部への接触などが熱傷の原因になります。使用時以外のアクティブ電極は、必ず安全なホルスタに収納します。

解説

電気メスは高周波電流によって組織を切開・凝固する治療機器です。

モノポーラ電気メスでは、電流はアクティブ電極から患者体内を通り、対極板へ戻ります。対極板の接触が悪いと、電流が狭い面積に集中し、熱傷の危険が高まります。

熱傷予防では、次の点が重要です。

  • 対極板は筋肉量が多く、平坦で血流のある部位に密着させる
  • 骨突出部、瘢痕部、金属インプラント近く、毛の多い部位は避ける
  • 対極板を切って小さくしない
  • 皮膚を水で濡らさず、清潔で乾いた状態で適切に貼付する
  • 患者の身体同士や金属部が接触しないようにする
  • 使用時以外のメス先はホルスタへ収納する

選択肢5は、意図しない通電やドレープ・皮膚への接触による熱傷を防ぐために適切です。

安全管理上のポイント
電気メスの熱傷は、対極板部だけでなく、メス先の誤接触や患者身体の接触部位でも起こります。電流の通り道と接触面積を意識して確認します。

選択肢の確認

1.対極板を仙骨部に装着する。
誤り。
仙骨部は骨突出部であり、圧迫や接触不良が起こりやすい部位です。対極板は筋肉量が多く、平坦で密着しやすい部位に装着します。

2.対極板を小さく切って使用する。
誤り。
対極板を小さくすると電流密度が高くなり、熱傷の危険が増えます。対極板は指定されたサイズと形状のまま使用します。

3.装着部位を水で濡らしてから対極板を装着する。
誤り。
水で濡らすと接着不良や電流の偏り、皮膚トラブルの原因になります。皮膚は清潔で乾いた状態にして、対極板をしっかり密着させます。

4.患者の左右の踵(かかと)を接触させる。
誤り。
患者の身体同士が接触すると、その接触部に電流が集中して熱傷を起こす可能性があります。踵同士が触れないように体位を整えます。

5.使用時以外はアクティブ電極(メス先)をホルスタに収納する。
正しい。
アクティブ電極を不用意に置くと、誤通電や熱いメス先の接触により熱傷や火災の原因になります。使用時以外はホルスタへ収納することが適切です。

覚えるポイント

  • 電気メスでは対極板の密着が熱傷予防に重要です。
  • 対極板は切って小さくしてはいけません。
  • 骨突出部や接触不良を起こしやすい部位は避けます。
  • 患者の身体同士や金属部との接触を避けます。
  • 使用時以外のアクティブ電極はホルスタに収納します。

関連問題

46PM4546PM47
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)