46PM31第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造生体電位・モニタ/心電図・誘導・点検

心電計の低域周波数特性を表すパラメータはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、心電計の低域周波数特性を表すパラメータが問われています。

心電計では、低い周波数成分をどの程度正しく記録できるかが重要です。これを表す代表的なパラメータが時定数です。

解説

心電図には、QRS波のような比較的速い変化だけでなく、ST部分やT波のようなゆっくりした変化も含まれます。

心電計の低域周波数特性が不十分だと、ゆっくりした波形変化が正しく記録できず、基線のゆがみやST部分の変形につながります。

低域周波数特性は、一般に入力回路やフィルタの時定数で表されます。

時定数が大きいほど、より低い周波数成分まで通しやすくなります。反対に、時定数が小さいと低周波成分が減衰しやすく、心電図波形のゆっくりした変化が失われやすくなります。

ひっかけポイント
感度や記録速度は心電図の表示条件として重要ですが、低域周波数特性そのものを表すパラメータではありません。低域特性と聞かれたら、時定数を思い出します。

選択肢の確認

1.感度
誤り。
感度は、入力電圧に対して記録波形がどれだけ大きく振れるかを表します。心電図では 1 mV が 10 mm になる設定が代表的です。低域周波数特性を表すパラメータではありません。

2.時定数
正しい。
時定数は、心電計の低域周波数特性を表す重要なパラメータです。時定数が大きいほど、ST部分やT波などの低周波成分を保ちやすくなります。

3.記録速度
誤り。
記録速度は、心電図用紙や画面上で時間軸をどの速さで表示するかを表します。代表的には 25 mm/s です。周波数特性ではなく、時間軸の表示条件です。

4.同相弁別比
誤り。
同相弁別比は、商用交流雑音などの同相信号をどれだけ除去できるかを表す指標です。ノイズ対策として重要ですが、低域周波数特性を表すものではありません。

5.入力換算雑音
誤り。
入力換算雑音は、心電計内部で生じる雑音を入力側に換算した指標です。微小信号を測る性能に関係しますが、低域周波数特性を表すパラメータではありません。

覚えるポイント

  • 心電計の低域周波数特性は時定数で表します。
  • 時定数が大きいほど、低周波成分を保ちやすくなります。
  • 感度は振幅、記録速度は時間軸、同相弁別比はノイズ除去性能です。
  • 心電図では、ST部分やT波を正しく記録するために低域特性が重要です。

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