46PM3|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅰ 基礎的知識MEの基礎となる医学的知識循環・血液/心臓・血管・心周期
胎児の循環系で酸素飽和度の最も低い血液が流れているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、胎児循環における血液の流れと酸素飽和度の違いが問われています。
胎児では肺ではなく胎盤でガス交換を行うため、成人の循環と血液の酸素化の考え方が異なります。
解説
胎児は胎盤で酸素を受け取り、二酸化炭素を母体側へ渡します。
胎児循環で重要なのは次の流れです。
- 胎盤で酸素化された血液は臍静脈を通って胎児へ戻る
- 胎児から胎盤へ戻る血液は臍動脈を通る
- 臍動脈には、胎児の体を循環した後の酸素飽和度が低い血液が流れる
つまり、胎児循環では、酸素飽和度が高いのは臍静脈、低いのは臍動脈です。
ひっかけポイント
成人では動脈に酸素の多い血液、静脈に酸素の少ない血液が流れると考えがちです。しかし胎児循環では、臍動脈と臍静脈の役割を名前だけで判断しないことが大切です。
選択肢の確認
1.臍動脈
正しい。
臍動脈は胎児から胎盤へ向かう血管です。胎児の体を循環した後の酸素飽和度が低い血液が流れるため、この問題の正答です。
2.臍静脈
誤り。
臍静脈は胎盤から胎児へ酸素を多く含む血液を運びます。胎児循環では、臍静脈の酸素飽和度が最も高い側になります。
3.肺動脈
誤り。
胎児では肺でガス交換をほとんど行いません。肺血流は少なく、肺動脈血も酸素飽和度は高くありませんが、最も低い血液が流れる代表は臍動脈です。
4.肺静脈
誤り。
胎児では肺で酸素化が行われないため、成人のように肺静脈が高酸素血を運ぶとは考えません。ただし、胎児から胎盤へ戻る低酸素血の主経路は臍動脈です。
5.ボタロー管
誤り。
ボタロー管は動脈管とも呼ばれ、肺動脈と大動脈をつなぐ胎児循環の短絡路です。酸素飽和度が最も低い血液の流路としては臍動脈を選びます。
覚えるポイント
- 胎児のガス交換は胎盤で行われます。
- 臍静脈は胎盤から胎児へ酸素の多い血液を運びます。
- 臍動脈は胎児から胎盤へ酸素の少ない血液を運びます。
- ボタロー管は肺動脈と大動脈をつなぐ胎児循環の短絡路です。