44AM5|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、動脈血・静脈血と、心臓・血管の血液の流れを正しく区別できるかが問われています。
名前に「動脈」と付いていても、必ず動脈血が流れるとは限りません。特に肺動脈と肺静脈はひっかけになりやすいところです。
解説
動脈血とは、酸素を多く含む血液です。全身に酸素を届けるため、通常は左心系から全身へ送られます。
静脈血とは、酸素が少なく二酸化炭素を多く含む血液です。全身から戻ってきた血液は、上大静脈・下大静脈を通って右心房へ入ります。
血液の流れを簡単に整理すると、次のようになります。
全身 → 上大静脈・下大静脈 → 右心房 → 右心室 → 肺動脈 → 肺 → 肺静脈 → 左心房 → 左心室 → 大動脈 → 全身
ここで重要なのは、肺循環です。
肺動脈は右心室から肺へ向かう血管なので、流れるのは静脈血です。
肺静脈は肺から左心房へ戻る血管なので、流れるのは動脈血です。
ひっかけポイント
動脈・静脈という名前は「心臓から出るか、心臓へ戻るか」で決まります。酸素が多いか少ないかで名前が決まるわけではありません。
選択肢の確認
1.門脈には動脈血が流れる。
誤り。
門脈は、消化管から吸収された栄養分を肝臓へ運ぶ血管です。血液は静脈系の血液であり、動脈血ではありません。
2.肺動脈には動脈血が流れる。
誤り。
肺動脈は右心室から肺へ向かう血管です。肺で酸素化される前の血液が流れるため、肺動脈を流れるのは静脈血です。
3.肺静脈には静脈血が流れる。
誤り。
肺静脈は肺から左心房へ戻る血管です。肺で酸素を取り込んだ後の血液が流れるため、肺静脈を流れるのは動脈血です。
4.右心房には静脈血が流れる。
正しい。
右心房には、上大静脈・下大静脈から全身を巡った後の静脈血が戻ってきます。したがって、この記述は正しいです。
5.左心室には静脈血が流れる。
誤り。
左心室には、肺静脈から左心房へ戻った動脈血が流入します。左心室は動脈血を大動脈へ送り出す部屋です。
覚えるポイント
- 動脈血は酸素を多く含む血液です。
- 静脈血は酸素が少ない血液です。
- 右心房には全身から戻る静脈血が入ります。
- 肺動脈には静脈血が流れます。
- 肺静脈には動脈血が流れます。