46AM43第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用生体電位・モニタ/脳波・脳機能計測

脳波計測で誤っているのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、生体計測の**脳波(EEG)**の計測手技が問われています。「誤っているもの」を選ぶ問題なので、各選択肢のうち記述として正しくないものを見つけます。

解説

脳波計測は、頭皮上に複数の電極を置き、脳の微弱な電位変化を記録する検査です。基本的な手技には次のような決まりがあります。

  • 皿電極(小さな皿型の電極)を頭皮に装着し、ペーストやクリームで密着させる。
  • 電極の配置は国際的に決められた**10/20法(テントゥエンティ法)**に従う。
  • 記録の紙送り速さは一般に30 mm/sを用いる。
  • 記録前に、電極と頭皮の接触インピーダンスを測定し、十分低いことを確認する(高いと雑音が増える)。

ここで問題になるのが、単極導出(単極誘導)の基準電極の位置です。脳波の単極導出では、基準電極は脳波の活動がほとんど現れない場所を選びます。一般には**両耳朶(耳たぶ:A1・A2)**を基準とします。

選択肢4の「前額部を基準とする」は誤りです。前額部は眼球運動やまばたきの影響を受けやすく、脳波活動も混入しやすいため、基準電極には適しません。したがって、これが誤っている記述(=正答)です。

ひっかけポイント
単極導出の基準は**耳朶(耳たぶ)**が基本です。「前額部」を基準とする、という記述は誤りなので注意します。

選択肢の確認

1.皿電極を使用する。
記述としては正しい。
脳波計測では頭皮に皿電極を装着し、ペーストなどで密着させて記録します。

2.電極配置は10/20法を用いる。
記述としては正しい。
電極の配置は国際的に標準化された10/20法に従って決めます。

3.紙送り速さ30 mm/sで記録する。
記述としては正しい。
脳波記録の紙送り速さは一般に30 mm/sを用います。

4.単極導出では前額部を基準とする。
正答。記述としては誤り。
単極導出の基準電極は、脳波活動がほとんど現れない**耳朶(耳たぶ:A1・A2)**を用いるのが基本です。前額部は眼の動きなどの影響を受けやすく、基準には適しません。

5.記録前に電極と人体との接触インピーダンスを測定する。
記述としては正しい。
雑音を抑えるため、記録前に電極と頭皮の接触インピーダンスを測定し、十分低いことを確認します。

覚えるポイント

  • 脳波は皿電極10/20法で配置し、紙送り30 mm/sで記録するのが基本。
  • 記録前に接触インピーダンスを測定して十分低くする。
  • 単極導出の基準電極は**耳朶(耳たぶ)**で、前額部は基準に適さない。
  • 「誤っているのはどれか」では、正しい手技と誤った記述を1つずつ照合する。

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