46AM36|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
ArFエキシマレーザ治療装置で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、第2種ME技術実力検定試験で頻出の医用レーザのうち、ArFエキシマレーザの特徴が問われています。波長、媒質、導光方法、臨床応用を整理しておきましょう。
解説
ArFエキシマレーザは、アルゴン(Ar)とフッ素(F)の混合ガスを発振媒質とする気体レーザです。波長は193nmの紫外線であり、水分やタンパク質に強く吸収されるため、組織の表面でエネルギーが吸収されて周囲への熱影響が極めて少ないという特徴があります。主に眼科での角膜屈折矯正手術(LASIKなど)に用いられます。
第2種MEではここを押さえる
レーザの種類ごとに「発振媒質(気体・固体・液体・半導体)」「波長(紫外線・可視光線・赤外線)」「主な用途」をセットで覚えるのが鉄則です。
選択肢の確認
1.ガイド光は不要である。
誤り。
ArFエキシマレーザの波長(193nm)は紫外線領域であり、肉眼では見えません(不可視光)。そのため、照射位置を確認するためのガイド光(He-Neレーザなどの可視光)が必要です。
2.石英ファイバで導光する。
誤り。
紫外領域の短い波長は通常の石英ファイバでは透過率が低く、ファイバ自体が劣化しやすいため適していません。そのため、一般的に多関節ミラーを用いて導光します。
3.レーザ発振媒質は気体である。
正しい。
ArFエキシマレーザは、アルゴンとフッ素の混合気体を発振媒質とする気体レーザです。
4.レーザ光の深達度は数mm程度である。
誤り。
組織の表面層(水分やタンパク質)で強く吸収されるため、組織深達度は極めて浅く、数μm〜数十μm程度です。このため、角膜などの精密な切開・蒸散に適しています。
5.術者の眼の保護は不要である。
誤り。
不可視の紫外線であっても、散乱光などが眼に入ると角膜炎や白内障などの原因となるため、術者は適切な保護用メガネ(ゴーグル)を着用して眼を保護する必要があります。
覚えるポイント
- ArFエキシマレーザ:気体レーザ、波長193nm(紫外線)。
- 組織深達度は極めて浅い(数μm程度)。
- 導光には多関節ミラーを使用する(石英ファイバは不適)。
- 主に眼科の角膜屈折矯正手術(LASIK)に用いられる。
- 不可視光のためガイド光(可視光)が必要。