44PM6第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅰ 基礎的知識MEの基礎となる医学的知識消化・腎・内分泌・代謝/腎機能・尿細管

腎臓の働きで誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、腎臓の主な働きが問われています。

腎臓は、尿を作るだけでなく、体液量、電解質、酸塩基平衡、血圧、造血、ビタミンD活性化にも関わります。

一方、老化赤血球の破壊は主に脾臓や肝臓などの網内系で行われるため、腎臓の働きとしては誤りです。

解説

腎臓は、体内環境を一定に保つために非常に重要な臓器です。

まず、腎臓は尿を作ることで水分や電解質を排泄し、体液量を調節します。ナトリウムや水の再吸収を調整することで、循環血液量や血圧にも影響します。

腎臓の傍糸球体細胞からはレニンが分泌されます。レニンはレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系を介して血圧調節に関与します。

また、腎臓は水素イオンの排泄や重炭酸イオンの再吸収により、血液pHの調節にも関わります。腎不全では代謝性アシドーシスが起こりやすくなります。

さらに、腎臓はビタミンDを活性型に変換します。活性型ビタミンDは、腸管からのカルシウム吸収や骨代謝に重要です。

老化した赤血球の破壊は、主に脾臓や肝臓のマクロファージで行われます。腎臓の代表的な働きではありません。

ひっかけポイント
腎臓はエリスロポエチンを分泌して赤血球産生を助けますが、老化赤血球を破壊する臓器ではありません。赤血球の産生調節と破壊を混同しないようにします。

選択肢の確認

1.体液量の調節
記述としては正しい。
腎臓は尿量やナトリウム・水の再吸収を調整し、体液量を調節します。血圧や浮腫とも関係する重要な働きです。

2.レニンの分泌
記述としては正しい。
腎臓の傍糸球体細胞からレニンが分泌されます。レニンは血圧調節に関わるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の出発点です。

3.血液 pH の調節
記述としては正しい。
腎臓は水素イオンの排泄や重炭酸イオンの再吸収を通して、血液pHを調節します。酸塩基平衡に重要な役割を持ちます。

4.老化赤血球の破壊
正答。記述としては誤り。
老化赤血球の破壊は、主に脾臓や肝臓などで行われます。腎臓の代表的な働きではありません。

5.ビタミン D の活性化
記述としては正しい。
腎臓はビタミンDを活性型に変換します。活性型ビタミンDはカルシウム吸収や骨代謝に関係します。

この問題では誤っているものを選ぶため、記述として誤っている4が正答です。

覚えるポイント

  • 腎臓は体液量と電解質を調節します。
  • 腎臓はレニンを分泌し、血圧調節に関与します。
  • 腎臓は血液pHの調節に関わります。
  • 腎臓はビタミンDを活性化します。
  • 老化赤血球の破壊は、主に脾臓・肝臓で行われます。
  • 腎臓は赤血球産生を促すエリスロポエチンにも関係しますが、赤血球破壊の主役ではありません。

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