44AM40|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
合成空気を製造するときに不要なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、医療ガスの合成空気を製造する仕組みが問われています。
合成空気は、酸素と窒素を混合して空気と同様の組成にしたものです。
液体酸素、液体窒素、混合するためのブレンダ、圧力調整器は必要ですが、空気を圧縮するコンプレッサは不要です。
解説
医療用空気には、空気を圧縮・精製して供給する方式と、酸素と窒素を混合して作る方式があります。
この問題は「合成空気を製造するとき」とあるため、酸素と窒素を混合して医療用空気に近い組成を作る方式を考えます。
空気は主に窒素と酸素で構成されています。おおよそ、酸素は約21%、窒素は約79%です。合成空気では、液体酸素と液体窒素を気化し、ブレンダで所定の割合に混合し、圧力調整器で供給圧を調整します。
一方、コンプレッサは空気を圧縮する装置です。室内空気などを取り込んで圧縮空気を作る方式では関係しますが、液体酸素と液体窒素から合成空気を作る方式では不要です。
ひっかけポイント
医療用空気と聞くとコンプレッサを連想しやすいですが、「合成空気」は酸素と窒素を混合して作る空気です。問題文の「合成」という言葉に注目します。
選択肢の確認
1.液体酸素
必要です。
合成空気では、酸素成分を得るために液体酸素を使用します。気化した酸素を窒素と混合して、空気に近い酸素濃度にします。
2.液体窒素
必要です。
合成空気では、窒素成分を得るために液体窒素を使用します。空気の主成分は窒素であるため、合成空気の製造に必要です。
3.ブレンダ
必要です。
ブレンダは酸素と窒素を所定の割合で混合する装置です。合成空気の酸素濃度を適切にするために必要です。
4.圧力調整器
必要です。
医療ガスとして安全に供給するには、適切な圧力に調整する必要があります。圧力調整器は供給圧を管理するために必要です。
5.コンプレッサ
正答。不要です。
合成空気は酸素と窒素を混合して作るため、空気を取り込んで圧縮するコンプレッサは不要です。コンプレッサは圧縮空気を作る方式で用いられます。
この問題では、合成空気を製造するときに不要なものを選ぶため、5が正答です。
覚えるポイント
- 合成空気は酸素と窒素を混合して作ります。
- 空気の主成分は、酸素約21%、窒素約79%です。
- 合成空気には、液体酸素、液体窒素、ブレンダ、圧力調整器が関係します。
- コンプレッサは空気を圧縮する装置で、合成空気方式では不要です。
- 医療ガスでは、供給方法と必要機器をセットで整理します。