44AM36|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
カテーテルアブレーションに必要なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、カテーテルアブレーションに必要な装置を選ぶ力が問われています。
カテーテルアブレーションは、不整脈の原因となる心筋組織にエネルギーを加え、異常な興奮の通り道や発生部位を焼灼・隔離する治療です。
代表的な方法では、高周波電流による発熱を利用します。
したがって、必要なのは高周波通電装置です。
解説
カテーテルアブレーションは、頻脈性不整脈などに対して行われる治療です。
血管から心臓内へカテーテルを挿入し、不整脈の原因となる部位を探します。その部位にカテーテル先端から高周波電流を流すと、組織内で熱が発生し、局所的に心筋組織を変性させることができます。
この治療で重要になるのが、高周波通電装置です。高周波エネルギーを制御してカテーテル先端へ供給し、温度、出力、通電時間などを管理します。
一方、ステントやインデフレータは主に血管形成術、特にPCIなどで使われる器具です。ホルター心電計は長時間心電図記録に使う検査機器であり、アブレーション治療のエネルギー源ではありません。IVUSは血管内を観察する画像診断装置であり、カテーテルアブレーションに必須の焼灼装置ではありません。
ME機器管理での注意点
高周波治療では、出力、温度、通電時間、対極板の管理、熱傷、不整脈誘発などに注意します。治療機器では、エネルギーがどこに流れ、どの組織に作用するかを考えることが重要です。
選択肢の確認
1.ステント
誤り。
ステントは、狭くなった血管を内側から支えるために留置する金属製などの筒状器具です。主に冠動脈インターベンションなどで使用され、カテーテルアブレーションの焼灼に必要な装置ではありません。
2.高周波通電装置
正しい。
カテーテルアブレーションでは、高周波電流をカテーテル先端から流し、心筋組織を局所的に加熱して焼灼します。そのため、高周波通電装置が必要です。
3.ホルター心電計
誤り。
ホルター心電計は、日常生活中の心電図を長時間記録する検査機器です。不整脈の診断や発作の把握には役立ちますが、アブレーション治療で組織を焼灼する装置ではありません。
4.インデフレータ(加圧器)
誤り。
インデフレータは、バルーンカテーテルを加圧・拡張するための器具です。PCIなどでバルーンを膨らませる際に使います。高周波カテーテルアブレーションに必要な基本装置ではありません。
5.血管内超音波装置(IVUS)
誤り。
IVUSは血管内から超音波で血管壁やプラークを観察する装置です。冠動脈治療などで有用ですが、カテーテルアブレーションにおける高周波焼灼のための装置ではありません。
覚えるポイント
- カテーテルアブレーションは、不整脈の原因部位を焼灼する治療です。
- 代表的には高周波電流による熱を利用します。
- 必要なのは高周波通電装置です。
- ステント、インデフレータ、IVUSは主に血管インターベンションで重要です。
- ホルター心電計は治療機器ではなく、長時間心電図を記録する検査機器です。