115PM015|第115回 看護師国家試験 過去問
成人の乏尿の説明で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.1 日の尿量が400 mL 以下である。
この問題のポイント
成人の乏尿は「尿量」の基準で定義され、排尿の質や回数とは異なり、1日の総尿量が400mL未満であることが重要です。この値は、体内の老廃物(尿素、クレアチニンなど)を適切に排出するために必要な最低限の尿量として臨床的にも重視されています。
解説
乏尿とは、成人において1日あたりの尿量が400mL以下となる状態を指します。健常成人の尿量は通常1,000〜1,500mL程度で、この水準を下回ると老廃物の蓄積が進み、尿毒症や電解質異常(例:高カリウム血症)を引き起こすリスクが高まります。したがって、尿量を基準にした評価は、腎機能の変化を早期に把握する上で極めて重要です。原因は腎前性(脱水、心不全など)、腎性(腎障害)、腎後性(尿路閉塞)の3つに分類されます。
選択肢の確認
1.尿線が途切れる。:排尿中の流れの中断(尿線途絶)は排尿障害の症状で、尿量とは関係ない。
2.尿の勢いが弱い。:尿勢低下は排尿の質に関する症状で、尿量の基準とは異なる。
3.1 日の尿量が400 mL 以下である。:乏尿の正確な定義であり、正解。
4.1 日の排尿回数が4 回以下である。:排尿回数は頻尿や希発尿の評価に用いられ、尿量とは無関係。
覚えるポイント
「乏尿=400mL/日」を記憶し、排尿の質(勢い、回数)や頻度(回数)と混同しないように。尿量が基準で、その変化が腎機能の変化を示す重要な指標であることを理解しましょう。