114PM068第114回 看護師国家試験 過去問

精神障害のある人のリカバリーで正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

精神障害のある人のリカバリーは、単なる症状の消失を目指すのではなく、本人が自分らしさを保ちながらも、希望を持って人生を生き直すプロセスを重視します。看護師はその「主体性」と「自己決定」を尊重する姿勢が求められます。

解説

リカバリーの本質は「パーソナル・リカバリー」として、症状があっても自分らしい人生を歩むことにある。これはAnthonyの定義に基づき、希望、責任、つながり、アイデンティティ、エンパワメントといった要素を含む個人的な成長過程です。治療のゴールではなく、人生の意味を見つけること、自分らしさを再確認することこそが中心です。支援は本人の強み(ストレングス)に焦点を当て、再発や挫折を経ても前向きに進む「非直線的・螺旋的」なプロセスです。

選択肢の確認

1.症状の回復がゴールである。:症状の改善は重要だが、ゴールではない。リカバリーは「治る」ことではなく「生き直す」こと。
2.直線的なプロセスをたどる。:実際には再発や変化を経て進み、非直線的・振動的なプロセスである。
3.主体的に人生を新たに生き直すことである。:正解。本人の希望と自己決定に基づき、自分らしさを保ちながら生きるプロセスが本質。
4.ストレス脆弱性に焦点を当てた支援である。:脆弱性ではなく、強みや希望に焦点を当てる「ストレングスモデル」が基本となる。

覚えるポイント

「治る」より「生きる」。症状があっても、自分らしく生きることを支援することが、精神看護におけるリカバリーの核心です。看護師はその過程を尊重し、本人の声を大切にすることが求められます。

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