39PM118|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第39回午後・問111〜136
大規模災害の被災地で、数か月にわたり在宅避難している高齢者の栄養アセスメントを行った。その中に皮下出血や歯茎からの出血がみられる者がいた。この症状から欠乏が疑われるビタミンとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
長期の在宅避難で食生活が偏った高齢者に、皮下出血や歯茎からの出血がみられる場面です。この症状から欠乏が疑われるビタミンを選ぶ問題です。
解説
皮下出血や歯茎からの出血は、血管がもろくなって起こる出血傾向です。これはビタミンC欠乏(壊血病)の代表的な症状です。
ビタミンCはコラーゲンの合成に必要で、不足すると血管壁を支えるコラーゲンがうまく作れず、血管がもろくなって出血しやすくなります。災害時は新鮮な野菜や果物が不足しやすく、ビタミンCが欠乏しやすい点も手がかりになります。
選択肢の確認
1.ビタミンA
最も適当とはいえない。ビタミンA欠乏は夜盲症や皮膚・粘膜の乾燥を起こしますが、出血傾向ではありません。
2.ビタミンB1
最も適当とはいえない。ビタミンB1欠乏は脚気やウェルニッケ脳症を起こします。
3.ビタミンB2
最も適当とはいえない。ビタミンB2欠乏は口角炎や口内炎、皮膚炎を起こします。
4.ナイアシン
最も適当とはいえない。ナイアシン欠乏はペラグラ(皮膚炎・下痢・認知症)を起こします。
5.ビタミンC
最も適当である。皮下出血や歯茎からの出血はビタミンC欠乏(壊血病)の特徴です。
覚えるポイント
- 皮下出血・歯茎からの出血=ビタミンC欠乏(壊血病)
- ビタミンCはコラーゲン合成に必要で、不足すると血管がもろくなる
- 災害時は野菜・果物不足でビタミンCが欠乏しやすい