37AM84|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第37回午前・問82〜97
日本人の食事摂取基準(2020 年版)の栄養素の指標に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
食事摂取基準(2020年版)の各指標(EAR、RDA、AI、UL、DG)の定義と目的を理解しているかが問われています。
解説
DG(目標量)は、生活習慣病の発症予防を目的として、現在の科学的根拠と実行可能性を踏まえて設定される摂取量です。
EAR(推定平均必要量)は、ある集団の半数が必要量を満たす量です。RDA(推奨量)はEARを基に、ほとんどの人が必要量を満たすよう個人差を考慮して設定します。AI(目安量)は、EARを算定できる十分な根拠がない場合に、健康な集団の摂取量などを基に設定します。UL(耐容上限量)は、過剰摂取による健康障害を防ぐための指標で、サプリメント由来の摂取も対象になり得ます。
選択肢の確認
1.EAR は、AI を基に算定する。
誤り。RDAがEARを基に算定され、AIは別の考え方で設定されます。
2.RDA は、動物実験の結果を根拠に算定する。
誤り。RDAはヒトについて求めたEARを基に、必要量の個人差を考慮して算定します。動物実験だけを根拠にする指標ではありません。
3.AI は、症例報告を根拠に算定する。
誤り。AIは健康な集団の摂取量の観察などを根拠にします。
4.UL は、サプリメント由来の栄養素を対象としない。
誤り。ULはサプリメント由来の栄養素も対象から除外しません。栄養素によっては、通常の食品以外からの摂取量に対してULが適用されます。
5.DG は、生活習慣病の発症予防を目的としている。
最も適当である。DG(目標量)は生活習慣病の発症予防が目的です。
覚えるポイント
- DGは生活習慣病予防が目的
- RDAはEARを基に個人差を考慮し、ほとんどの人を満たす量
- AIはEARを算定できないときの目安、ULはサプリメント由来も対象になり得る