37AM2|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
社会・環境と健康第37回午前・問1〜16
熱中症とその予防・治療に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
熱中症の重症度分類(Ⅰ〜Ⅲ度)と応急処置を正しく理解しているかが問われています。
解説
熱中症予防の指標には湿球黒球温度(WBGT)が用いられ、気温だけでなく湿度や輻射熱も反映します。
重症度はⅠ度(めまい・立ちくらみ・こむら返り)、Ⅱ度(頭痛・嘔吐・倦怠感)、Ⅲ度(意識障害・けいれん・高体温)と進みます。
発汗で失った水分と塩分を補うため、経口補水液など電解質を含む水分補給が基本です。
選択肢の確認
1.予防のための指標として、湿球黒球温度(WBGT)がある。
最も適当である。WBGTは熱中症予防の代表的指標です。
2.意識障害がみられたら、熱中症Ⅰ度と判定する。
誤り。意識障害は最重症のⅢ度です。
3.起座呼吸(起坐呼吸)がみられたら、熱中症Ⅱ度と判定する。
誤り。起座呼吸は心不全などでみられる所見で、熱中症の重症度分類の指標ではありません。
4.めまい、立ちくらみがみられたら、熱中症Ⅲ度と判定する。
誤り。めまいや立ちくらみは軽症のⅠ度です。
5.熱痙攣の発症直後には、電解質を含まない水を与える。
誤り。塩分喪失による熱けいれんには電解質を含む水分を与えます。
覚えるポイント
- WBGTは熱中症予防の指標
- Ⅰ度は軽症(めまい・立ちくらみ)、Ⅲ度は重症(意識障害)
- 補給は水だけでなく電解質を含める