77PM82|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
I. I. の性能評価項目で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
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正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
この問題は 2つ選べ です。
I. I.〈image intensifier:X 線イメージインテンシファイア〉の性能評価では、X 線入力に対してどの程度効率よく画像信号へ変換できるかを評価します。
代表的に重要なのは、次の 2 つです。
- 変換係数
- 量子検出効率〈DQE〉
解説
I. I. は、入力蛍光面で X 線を光に変換し、光電子陰極で電子に変換します。
その電子を電子レンズで加速・集束し、出力蛍光面で再び光に変換することで、明るい透視画像を得ます。
I. I. の性能を評価するときは、入力された X 線がどれだけ有効に画像信号へ変換されるか、また入力画像の SNR が出力画像でどの程度保たれるかが重要です。
変換係数
変換係数は、I. I. に入射した X 線量率に対して、出力面でどの程度の輝度が得られるかを表す指標です。
簡単にいうと、
- 入力:X 線量率
- 出力:出力蛍光面の輝度
の関係を示します。
変換係数が大きいほど、少ない X 線入力で明るい画像を得やすいことを意味します。
量子検出効率〈DQE〉
**量子検出効率〈DQE〉**は、入力された X 線量子の情報を、出力画像の信号としてどれだけ効率よく利用できているかを示す指標です。
一般に、
- DQE = 出力 SNR² / 入力 SNR²
として考えます。
DQE が高いほど、同じ X 線量でもノイズの少ない画像を得やすく、被ばく低減にも有利です。
ひっかけポイント
「明るさ」そのものではなく、入力 X 線量に対する出力輝度や、入力情報がどれだけ保たれるかを評価するのがポイントです。
選択肢の確認
1.誤り。
最大輝度は、I. I. の性能評価項目として代表的に選ぶものではありません。出力画像の明るさは入力線量、光学系、テレビカメラや表示系、設定条件にも影響されます。I. I. 自体の評価では、単なる最大輝度よりも変換係数が重要です。
2.正しい。
変換係数は、I. I. の入力 X 線量率に対する出力蛍光面輝度を表す指標です。I. I. の性能評価項目として重要です。
3.誤り。
輝度均一性は画像の見え方や周辺減光の確認として扱われることがありますが、本問で問われている I. I. の代表的な性能評価項目としては選びません。公式正答では変換係数と量子検出効率が該当します。
4.誤り。
時間分解能は、動画表示やパルス透視、撮像系全体の応答に関係する概念です。I. I. 単体の代表的な性能評価項目としては不適切です。
5.正しい。
量子検出効率〈DQE〉は、入力 X 線量子の情報を出力画像でどの程度有効に利用できるかを表します。I. I. の画質性能、特に SNR の保持に関係する重要な評価項目です。
覚えるポイント
- I. I. は X 線像を明るい可視光像へ変換する装置です。
- I. I. の代表的な性能評価項目には、変換係数があります。
- 変換係数は、入力 X 線量率に対する出力輝度を表します。
- **量子検出効率〈DQE〉**は、入力 SNR が出力でどれだけ保たれるかを示します。
- DQE が高いほど、同じ線量でノイズの少ない画像を得やすくなります。
- 単なる最大輝度や時間分解能ではなく、変換効率と量子情報の利用効率を押さえます。