61AM012|第61回 理学療法士国家試験 過去問
病的反射の検査で正しいのはどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
病的反射は、錐体路障害の有無を評価するための重要な検査で、特に下肢での母指背屈を誘発する反射が関与します。本問では、刺激方法や検査部位、陽性所見が正しく記載されているかを問う形式です。正解は「Chaddock反射」で、外果の下方から足背外側をなぞるように刺激を行い、その際に母指の背屈が起これば陽性と判断します。
解説
Chaddock反射は、外果の下方から足背外側をこするように刺激を加え、母指の背屈(伸展)が出現したときに陽性とされます。この検査は、錐体路の損傷を示す病的反射の一つであり、Babinski反射の変形法とも言えます。刺激の方向と部位が図解で明示されており、外果から足部へと連続的にこする動きが重要です。他の病的反射と比較して、この検査は足部の評価において最も標準的な方法の一つです。
選択肢の確認
1.①:外果下方から足背外側をなぞるように刺激し、母指背屈を誘発。正しく、検査方法と陽性所見が一致。
2.②:中指末節を弾いて他指の屈曲を確認。上肢の検査で、足部とは関係なし。
3.③:脛骨前面を上から下へこすり、母指背屈を確認。刺激部位が異なるため誤り。
4.④:中指掌側を下からはじいて他指屈曲を確認。上肢の検査で、足部とは無関係。
5.⑤:手指の屈曲を引っかけ合う検査で、足部の病的反射ではない。
覚えるポイント
病的反射のうち、足底系(Babinski群)では、Chaddock、Oppenheim、Gordon、Schaefferが代表的。本問では「正しい検査」という点で、刺激の方向と部位が図に一致しているChaddock反射が唯一正解です。特に、外果から足背へと刺激を加える「なぞる」動きは、試験で頻出のポイントです。