60AM046第60回 理学療法士国家試験 過去問

錐体外路に含まれないのはどれか。

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正解: 3

正答

3.錐体交叉

この問題のポイント

錐体外路系は、運動の調整や運動の正確性・バランスに関与する神経回路です。その構成には、大脳基底核(線条体、淡蒼球)、黒質、視床下核などがあります。一方、錐体交叉は皮質脊髄路(錐体路)の神経が延髄で交叉する場所で、運動の伝達経路に属するため、錐体外路とは異なります。

解説

錐体外路系は、大脳から基底核・視床下核などへ信号を送り、運動の調整や抑制を行う回路です。この回路には、線条体(尾状核・被殻)、淡蒼球、黒質、視床下核が含まれます。これらの構成要素は、運動のスムーズさや筋肉の制御、運動の計画に関与しています。特に、黒質はドパミンの産生を行い、パーキンソン病ではその機能低下により運動障害が現れます。視床下核は体温・食欲・睡眠なども調節するが、運動調整においても錐体外路に含まれます。一方、錐体交叉は、皮質脊髄路(運動の伝達経路)で、大脳の運動命令が脊髄へ伝わる際に延髄で交叉する部位であり、錐体外路とは無関係です。したがって、この選択肢は錐体外路に含まれない。

選択肢の確認

1.黒 質:錐体外路に含まれる(運動調整に関与)
2.視床下核:錐体外路に含まれる(運動・内分泌調節)
3.錐体交叉:錐体外路に含まれない(皮質脊髄路の交叉部位)
4.線条体:錐体外路の主要な入力部
5.淡蒼球:錐体外路の主要な出力部

覚えるポイント

「錐体外路」は「運動の調整」に焦点。
「錐体路」は「運動の伝達」に焦点。
交叉の場所(錐体交叉)は、外路ではなく内路(伝達経路)の一部。
記憶のヒント:「交叉は外路じゃない」と覚える。

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