60AM029|第60回 理学療法士国家試験 過去問
UPDRS〈Unified Parkinson’s Disease Rating Scale〉Version 3.0 の運動能力検査 の項目はどれか。
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正解: 2
正答
2.固縮
この問題のポイント
UPDRS(統一パーキンソン病評価スケール)の3つの主要なパート(Part 1~3)において、**Part 3は「運動能力検査(Motor Examination)」**とされ、パーキンソン病の運動症状を医師が直接観察・評価する項目である。このパートでは、固縮(rigidity)、振戦、動作の緩慢性、歩行の不自然さなど、運動系の異常を評価する。
解説
パーキンソン病の典型的な運動症状の一つが「固縮」である。これは、筋肉の抵抗感が一様に増加し、関節の動きが鈍く、硬直した状態を指す。UPDRS Version 3.0では、Part 3でこの症状が詳細に観察される。例えば、指を軽く押すと「硬いボールのような反応」が見られ、これは固縮の典型的な所見である。
一方、他の選択肢は別のパートに属する。
- 「歩行中のすくみ」はPart 2(日常生活動作)に含まれる。
- 「寝返り」や「転倒」は、日常生活動作の評価(Part 2)に該当。
- 「嚥下」は、口腔・嚥下機能の評価(Part 2)に属する。
したがって、運動能力検査として評価されるのは、固縮のみである。
選択肢の確認
1.嚥 下:Part 2(日常生活動作)に属する。誤り。
2.固 縮:Part 3(運動能力検査)の項目。正解。
3.転 倒:Part 2に属する。誤り。
4.寝返り:Part 2に属する。誤り。
5.歩行中のすくみ:Part 2に属する。誤り。
覚えるポイント
「Part 3は運動の質を観察する」→「固縮、振戦、動作の遅さ」が含まれる。
「固縮」は、パーキンソン病の核心的な運動症状であり、評価される場面が最も明確。
他の項目は、生活動作の「出来方」(Part 2)に属するため、運動能力検査とは異なる。