60AM027|第60回 理学療法士国家試験 過去問
スワンネック変形で過伸展となるのはどれか。
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正解: 3
正答
3.近位指節間関節
この問題のポイント
スワンネック変形は、関節リウマチなどの慢性炎症性疾患で発生する指の変形で、近位指節間関節(PIP)の過伸展と遠位指節間関節(DIP)の屈曲が特徴です。この変形は、指の「スワンネック」のような姿勢をもたらし、手指の機能に大きな影響を及ぼします。
解説
スワンネック変形では、中間の関節(PIP)が過伸展(過度に伸びた状態)になり、その結果、指が「ねじれ」たように見えることになります。これは、関節の軟骨の破壊や周囲組織の粘着により、正常な屈伸運動が制限され、PIP関節が過度に伸ばされるためです。この変形は、特に手の指の先端(DIP)が常に屈曲した状態にあることから、指が「首の首」のように見えることから「スワンネック」と呼ばれます。理学療法士が評価・治療を行う際には、この変形の理解が、運動制限の把握や適切な介入計画の立案に不可欠です。
選択肢の確認
1.遠位指節間関節:遠位指節間関節は屈曲するため、過伸展ではない。
2.遠位橈尺関節:手根部の関節で、スワンネック変形とは直接関係ない。
3.近位指節間関節:正解。PIP関節が過伸展し、変形の特徴となる。
4.手根中手関節:母指の変形(CM関節症)に関与し、スワンネックとは関係ない。
5.中手指節間関節:これは「MCP関節」とも呼ばれるが、その変形は屈曲位をとることが多く、過伸展とは言えない。
覚えるポイント
「スワンネック=PIP過伸展、DIP屈曲」という2つの変化を覚えておくことで、この問題の正答を確実に導くことができます。特に、指の「中間の関節」が過度に伸びていること、そしてその結果として指が「ねじれ」た姿勢をとる点が、臨床で重要な評価項目です。