59AM061|第59回 理学療法士国家試験 過去問
伸張反射で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.求心性線維はIa 群線維である。
この問題のポイント
伸張反射は筋の伸張に対して起こる反射であり、筋紡錘(muscle spindle)が感覚情報を提供する。この反射の中心となる求心性線維(afferent fiber)は、Ia 群線維に由来しており、筋紡錘内の錘内線維(intrafusal fiber)の伸縮を検知して脊髄へ伝達する。この情報は、直接α運動線維を刺激し、筋の緊張を維持・調整する役割を果たす。
解説
伸張反射は、筋が伸びた際にその筋の筋紡錘が感覚情報を発信し、その信号が脊髄内で直接α運動線維に伝わる単シナプス反射である。この反射は、筋の長さ変化を検知するため、Ia 群線維(求心性線維)が主要な感覚線維である。Ia 群線維は筋紡錘内の錘内線維の伸縮を感知し、その信号が脊髄の運動核に直接伝達されるため、反射が迅速に起こる。この反射は、筋の安定性や運動制御において重要であり、特に姿勢維持に寄与する。
選択肢の確認
1.侵害受容反射である。:間違え。侵害受容反射は痛み刺激に対する反応で、多シナプス反射であり、伸張反射とは異なる。
2.多シナプス反射である。:間違え。伸張反射は単シナプス反射であり、多シナプスとは異なる。
3.求心性線維はIa 群線維である。:正しい。筋紡錘からの感覚情報伝達にIa 群線維が関与。
4.α 運動線維は筋紡錘内の錘内線維を支配する。:間違え。α運動線維は錘外線維(筋の本体)を支配し、錘内線維はγ運動線維が支配する。
5.γ 運動線維は伸張された筋の拮抗筋を支配する。:間違え。γ運動線維は筋紡錘内の錘内線維を支配し、拮抗筋はα運動線維が支配する。
覚えるポイント
「Ia線維 → 筋紡錘 → 伸張反射」の流れを覚える。Ia線維が感覚情報を送り、その信号が直接α運動線維に伝わるため、反射が迅速に起こる。このメカニズムは、運動制御の基本的な構造として理解しておくことが重要である。