59AM006|第59回 理学療法士国家試験 過去問
図のように検者が脛骨内縁をこすりおろす検査を実施した。 該当する病的反射はどれか。

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正解: 5
正答
5.Oppenheim 反射
この問題のポイント
脛骨内縁をこすりおろす検査は、脛骨前縁を刺激するOppenheim 反射とは異なる。検査部位が「内縁」であるため、正答は「Oppenheim 反射」ではなく、脛骨内側を刺激する検査は、通常はGordon 反射やChaddock 反射に該当するが、本問の設定では「脛骨内縁をこすりおろす」と明記されている。この場合、脛骨内側を刺激した際に足の親指が背屈する現象は、Oppenheim 反射とは異なる。ただし、公式正答が「5.Oppenheim 反射」とされていることから、問題文に「脛骨内縁」とあるが、実際の臨床検査では脛骨前縁を刺激する検査が標準的である。この点で、問題文の誤解や検査部位の記載ミスが疑われるが、公式正答は Oppenheim 反射とされているため、その条件を満たす検査は、脛骨前縁を上から下にこすること。よって、「脛骨内縁」をこすりおろすという記述は誤りまたは誤解を含み、正答が Oppenheim 反射であるとされるのは、検査部位の誤記が背景にある。
解説
検者が「脛骨内縁をこすりおろす」という検査を実施した場合、その刺激が足の親指を背屈させる現象は、Oppenheim 反射に該当する。ただし、標準的な Oppenheim 反射は脛骨前縁(すねの前面)を上から下にこすることで評価される。本問では「内縁」と記載されているが、これは検査の誤記または部位の誤解を含む可能性がある。しかし、公式正答が「5.Oppenheim 反射」とされていることから、この検査は脛骨前縁を刺激するものと解釈される。そのため、足の親指が背屈するという病的反射は、錐体路障害の指標であり、特に中枢神経疾患の評価に用いられる。
選択肢の確認
1.Babinski 反射:足の裏を測定外側から母指にかけてこすることで、親指が背屈し、他の指が扇状に広がる。足底刺激であり、脛骨内縁とは関係なし。
2.Chaddock 反射:外果下部を刺激した際に親指が背屈。刺激部位が異なり、脛骨内縁とは無関係。
3.Gonda 反射:外側の足趾を押して解放した際に親指が背屈。足趾の刺激で、脛骨内縁とは関係なし。
4.Gordon 反射:ふくらはぎを強く握った際に親指が背屈。筋肉刺激であり、部位が異なる。
5.Oppenheim 反射:脛骨前縁を上から下にこすることで、親指が背屈。正答。問題文の「内縁」は誤記で、実際には「前縁」が対象。
覚えるポイント
「脛骨内縁をこすりおろす」という表現は誤解を招く。正しくは「脛骨前縁を上から下にこする」が、Oppenheim 反射の標準的な方法である。検査部位を正確に把握し、錐体路障害の診断に用いる際には、刺激部位と反応の関連性を確認することが重要。