111Q332|第111回 薬剤師国家試験 過去問
55 歳男性。最近、物が二重に見えたり、頭痛やめまい症状が現れたりしたた め、大学病院を受診し、造影 CT 検査を受けるために入院となった。医師は造影剤 としてイオパミドール注射液を使用予定である。本剤の使用にあたり、入院支援セ ンターの薬剤師が収集する情報として重要性が高いのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 3・5
正答
3・5
この問題のポイント
ヨード造影剤では過敏反応リスクを高める喘息歴と、造影剤関連急性腎障害へ関わる腎機能を優先確認します。
解説
イオパミドール等のヨード造影剤は、即時型過敏反応や遅発性反応を起こすことがあります。過去の造影剤反応歴が最重要で、気管支ぜん息も重い反応や気管支攣縮のリスク因子なので、コントロール状況と治療薬を確認します。また造影剤関連急性腎障害のリスク評価のため、血清クレアチニン、eGFR、脱水、糖尿病、腎毒性薬等を確認し、必要な補液や用量・検査延期を検討します。亜鉛サプリメントや脂質異常症薬は本問で最優先の情報ではありません。閉所恐怖は長い筒状装置へ入るMRIでは特に問題となりますが、造影CTの薬剤安全性評価では喘息・腎機能の優先度が高いです。
選択肢の確認
1.亜鉛サプリメントの使用:最優先の造影剤リスク情報ではありません。
2.閉所に対する恐怖:検査実施上は確認し得ますが、本剤安全性では優先度が低いです。
3.気管支ぜん息の既往:正答。過敏反応・気管支攣縮リスクを評価します。
4.脂質異常症治療薬の使用:本問の優先情報ではありません。
5.腎機能:正答。造影剤関連腎障害リスクを判断します。
覚えるポイント
造影前は造影剤反応歴、喘息、腎機能、脱水、糖尿病、腎毒性薬を確認します。