111Q244第111回 薬剤師国家試験 過去問

9 月上旬に小学校の学校給食施設において、調理場の温湿度計が誤作動を 起こし表示されなくなった。夏場は熱気や蒸気の発生で、高温・高湿になることが 多かったため、現状を把握するために、学校薬剤師が室内の作業環境測定を行うこ とになった。 学校薬剤師が屋内の調理場の乾球温度、湿球温度、黒球温度を測定したところ、 以下の値であった。暑さ指数(湿球黒球温度:WBGT)として最も近い値はどれ か。1つ選べ。 乾球温度:28.0 ℃ 湿球温度:25.0 ℃ 黒球温度:32.0 ℃

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

WBGTは日射のない屋内と日射のある屋外で式が異なり、屋内では湿球温度と黒球温度を用います。

解説

学校給食施設の屋内調理場なので、日射がない場合の式WBGT=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度を使います。測定値を代入すると、0.7×25.0+0.3×32.0=17.5+9.6=27.1℃となり、最も近い27を選びます。提示された乾球温度28.0℃はこの屋内用の式には入りません。日射のある屋外では0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度を使うため、環境を判定せず三つの温度をすべて代入すると誤答します。WBGTは気温だけでなく湿度と放射熱を反映し、調理場のように蒸気や熱源の影響を受ける作業環境の熱ストレス評価に適します。

選択肢の確認

1.25:誤り。湿球温度をそのまま答えており、黒球温度の寄与がありません。
2.26:誤り。屋内用の加重平均の計算結果とは一致しません。
3.27:正答。算出値27.1に最も近い値です。
4.28:誤り。乾球温度をそのまま選んだ値で、WBGTではありません。
5.29:誤り。屋外用・屋内用のいずれの式でも本条件から得られません。

覚えるポイント

日射なしは0.7湿球+0.3黒球、日射ありは0.7湿球+0.2黒球+0.1乾球です。まず測定場所を判定します。

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