111Q118第111回 薬剤師国家試験 過去問

リボソーム RNA(rRNA)、トランスファー RNA(tRNA)及びメッセンジャー RNA(mRNA)に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・3

正答

2・3

この問題のポイント

rRNAは構造材であるだけでなく触媒として働き、tRNAは各種RNAの中で比較的短いアダプター分子です。RNAの末端修飾と構成塩基も確認します。

解説

リボソーム大サブユニットのペプチジルトランスフェラーゼ中心は主にrRNAからなり、ペプチド結合形成を触媒するリボザイムです。原核・真核でリボソームの大きさが異なるように、rRNAの長さと配列も同一ではありません。tRNAはおよそ70〜90塩基のクローバー葉状構造をとり、アンチコドンとアミノ酸結合末端を持ちます。真核mRNAでは5′末端にキャップ、3′末端にポリ(A)鎖が付加され、塩基にはチミンではなくウラシルを用います。

選択肢の確認

1.rRNA は、原核細胞と真核細胞の間で長さと配列が全く同じである。:誤り。16Sと18Sなど、種類・長さ・配列が異なります。
2.rRNA の中には、ペプチド転移反応を触媒するものがある。:正しい。大サブユニットrRNAが触媒中心を形成します。
3.tRNA は、rRNA や mRNA に比べると塩基長が短い。:正しい。通常は約70〜90塩基です。
4.mRNA の 3' 末端には、キャップ構造が付加されている。:誤り。キャップは5′末端で、3′側はポリ(A)鎖です。
5.mRNA は、構成塩基としてチミンを含む。:誤り。RNAでは通常ウラシルを用います。

覚えるポイント

rRNAは触媒、tRNAは短いアダプター、mRNAは「5′キャップ・3′ポリ(A)」と役割と形を結び付けます。

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