111Q020|第111回 薬剤師国家試験 過去問
適量の摂取により、冠動脈疾患や心不全の予防に寄与するのはどれか。1つ選 べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
脂肪酸を飽和・トランス・n-3系・n-6系に分類し、循環器疾患との関係を対応させます。DHAは魚油に多いn-3系多価不飽和脂肪酸です。
解説
ドコサヘキサエン酸(DHA)は長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸で、適量の摂取はトリグリセリド低下などを介して循環器の健康維持に寄与し、冠動脈疾患や心不全の予防との関連が示されています。一方、エライジン酸はトランス脂肪酸であり、冠動脈疾患リスクを高める方向です。ステアリン酸とパルミチン酸は飽和脂肪酸、アラキドン酸はn-6系多価不飽和脂肪酸で、本問が示す予防効果に最も対応するのはDHAです。
選択肢の確認
1.ステアリン酸:飽和脂肪酸であり、本問の循環器予防に対応するn-3系脂肪酸ではありません。
2.ドコサヘキサエン酸:正答。魚介類に多い長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸です。
3.エライジン酸:トランス型の不飽和脂肪酸で、摂取は冠動脈疾患リスクを高める方向です。
4.パルミチン酸:代表的な飽和脂肪酸で、過剰摂取に注意する脂肪酸です。
5.アラキドン酸:n-6系多価不飽和脂肪酸で、DHAとは系列と本問での位置付けが異なります。
覚えるポイント
DHA・EPAはn-3系、アラキドン酸はn-6系、エライジン酸はトランス脂肪酸です。名称と系列を組にします。