110Q187|第110回 薬剤師国家試験 過去問
薬剤性過敏症症候群に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 2・4
正答
2・4
この問題のポイント
薬剤性過敏症症候群DIHS/DRESSは、限られた薬の開始数週後に発熱・発疹と多臓器障害を来す重症薬疹です。
解説
DIHSは重症薬疹の一つで、呼吸器だけの障害ではなく、リンパ節腫脹、肝障害、腎障害、血液学的異常など全身症状を伴います。原因薬にはカルバマゼピン、フェニトインなどの抗てんかん薬や、高尿酸血症治療薬アロプリノールなどがあります。通常は投与開始直後でなく2~6週以上経過して発症し、原因薬中止後も遷延することがあります。発熱と広範な紅斑が初期に現れ、ヒトヘルペスウイルス6再活性化が特徴です。疑ったら原因薬を直ちに中止し、重症度に応じ全身性副腎皮質ステロイド等を検討します。
選択肢の確認
1.重症型の呼吸器障害である。:多臓器障害を伴う重症薬疹です。
2.原因医薬品として、抗てんかん薬や高尿酸血症治療薬がある。:正答です。
3.原因医薬品の服用直後に発症することが多い。:開始後数週間たって発症します。
4.初期症状として、発熱や紅斑がみられる。:正答。早期発見に重要です。
5.発症時には原因薬を増量し、経過を観察する。:直ちに原因薬を中止します。
覚えるポイント
DIHS=遅れて発症する発熱・紅斑・臓器障害、抗てんかん薬・アロプリノール、HHV-6再活性化です。