109Q325第109回 薬剤師国家試験 過去問

21 歳男性。スポーツ競技者。花粉症による鼻炎症状がつらく、練習に影響 するので自分で何か良いものはないかと調べたところ、ある健康食品が良いとイン ターネット上で評判になっていることを知り、当該健康食品について相談するため 薬局を訪れた。この競技者から、ドーピング禁止物質 (注)は摂取できないという申 し出があり、薬剤師が対応した。 (注) ドーピング禁止物質:世界アンチ・ドーピング機構が定める禁止表に記載さ れている物質 この競技者から症状を詳しく聴取したところ、一般用医薬品で対応したほうがよ いと判断された。鼻炎に効果がある一般用医薬品のうち、ドーピング禁止物質を含 む医薬品はどれか。2つ選べ。 番号 成分

2つ選択
解答・解説を見る

正解: 2・5

正答

2・5

この問題のポイント

競技会時に禁止される刺激薬として、プソイドエフェドリンと麻黄由来エフェドリン類を見抜きます。

解説

2026年禁止表では、プソイドエフェドリンは尿中濃度150 μg/mL超、マオウ由来のエフェドリンとメチルエフェドリンは10 μg/mL超で競技会時禁止です。試合前には休薬期間を含め最新の禁止表と医師・スポーツファーマシストへ確認します。フェニレフリンとカフェインはいずれも2026年監視プログラム対象ですが、禁止物質ではありません。セチリジンとメキタジンは抗ヒスタミン薬で、禁止物質に該当しません。禁止表は毎年改訂され、健康食品は混入リスクもあるため製品保証も確認します。

選択肢の確認

1.クロルフェニラミンマレイン酸塩、フェニレフリン塩酸塩、ベラドンナ総 アルカロイド、グリチルリチン酸、無水カフェイン:本問の禁止物質を含む組合せではありません。
2.クロルフェニラミンマレイン酸塩、塩酸プソイドエフェドリン、ベラドン ナ総アルカロイド、トラネキサム酸、無水カフェイン:正答。プソイドエフェドリンに注意します。
3.セチリジン塩酸塩:禁止物質ではありません。
4.メキタジン:禁止物質ではありません。
5.ハンゲ、カンキョウ、カンゾウ、ケイヒ、ゴミシ、サイシン、シャクヤク、 マオウ 一般問題(薬学実践問題) 【実務】:正答。マオウのエフェドリン類に注意します。

覚えるポイント

競技者の鼻炎薬ではプソイドエフェドリンとマオウを確認し、最新版の禁止表を照合します。

109Q324109Q326
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)