109Q324|第109回 薬剤師国家試験 過去問
21 歳男性。スポーツ競技者。花粉症による鼻炎症状がつらく、練習に影響 するので自分で何か良いものはないかと調べたところ、ある健康食品が良いとイン ターネット上で評判になっていることを知り、当該健康食品について相談するため 薬局を訪れた。この競技者から、ドーピング禁止物質 (注)は摂取できないという申 し出があり、薬剤師が対応した。 (注) ドーピング禁止物質:世界アンチ・ドーピング機構が定める禁止表に記載さ れている物質 この薬局では、この健康食品以外にも複数の健康食品を取り扱っており、店舗内 での健康食品の広告を検討している。次のうち、医薬品的な効果に該当せず、医薬 品でなくても広告が可能なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
健康食品に疾病の治療・予防や身体機能改善を標榜すると医薬品的な効能になります。「健康維持」は一般的な健康表現です。
解説
食品の広告で、がんを治す、花粉症を予防するなど疾病の治療・予防をうたうと、医薬品的な効能効果を標榜することになります。「肝機能の向上」のような特定臓器機能の改善や、「細胞の活性化」のような身体組織機能への作用も、表現や文脈により医薬品的と判断されます。一方、「健康維持」は疾病名や具体的な身体機能変化を示さない一般的な健康増進表現で、医薬品でない食品でも用いることができます。ただし、保健機能食品で認められた表示を除き、科学的根拠なく効果を誤認させる優良誤認表示等は別途避けます。
選択肢の確認
1.がんの治癒:疾病治療を標榜する医薬品的表現です。
2.花粉症の予防:疾病予防を標榜する医薬品的表現です。
3.健康維持:正答。一般的な健康表現です。
4.細胞の活性化:身体組織機能への作用を示す医薬品的表現です。
5.肝機能の向上:特定臓器機能の改善を示す医薬品的表現です。
覚えるポイント
食品広告は「病気を治す・防ぐ」「臓器や細胞を変える」と標榜せず、認められた範囲で表示します。