109Q204第109回 薬剤師国家試験 過去問

72 歳女性。近医で2 年前に高血圧症及びうつ病と診断され、薬物治療が開 始された。1 年前から動作緩慢となり、右上肢と左下肢に振戦を自覚するように なった。最近、振戦が強くなったため総合病院を受診したところ、パーキンソン病 が疑われた。担当医は、パーキンソン病の診断を裏付けるためイオフルパン( 123I) 注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィーを数週間後に施行するこ とにした。担当医は薬剤師に、検査に関する注意事項の説明を依頼した。薬剤師が お薬手帳を確認したところ、以下の記載があった。 (お薬手帳の内容) フルボキサミンマレイン酸塩錠75 mg 1 回1 錠(1 日2 錠) 1 日2 回 朝夕食後 28 日分 イルベサルタン錠100 mg 1 回1 錠(1 日1 錠) トリクロルメチアジド錠1 mg 1 回1 錠(1 日1 錠) 1 日1 回 朝食後 28 日分 薬剤師が患者にする説明として適切なのはどれか。2つ選べ。

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正解: 4・5

正答

4・5

この問題のポイント

イオフルパン(123I)の放射性医薬品としての使用期限と、投与からSPECT撮像までの流れを確認します。

解説

123Iは物理学的半減期が比較的短い放射性核種で、検定日時に合わせて供給・使用されます。そのため確実に来院できる日を予約する必要があります。イオフルパン投与後すぐではなく、線条体への集積と背景の低下を待って数時間後に頭部SPECTを撮像します。絶食は原則不要で、被ばく低減のため水分摂取と排尿を促します。提示薬のトリクロルメチアジドを検査干渉薬として休薬する説明は適切ではありません。

選択肢の確認

1.検査結果に影響を与えるため、検査前24 時間は食事を控えてください。:通常、検査前24時間の絶食は必要ありません。
2.トリクロルメチアジド錠は検査結果に影響を与えることがあるので、休薬をす るかどうか医師と協議します。:本検査の結合へ影響する代表薬ではありません。
3.撮影前後はできるだけ水分摂取を制限し、排尿を避けてください。:逆に水分摂取と頻回排尿を促します。
4.検査薬は検査当日しか使用できないので、確実に検査できる日を予約してくだ さい。:正答です。
5.検査薬を注射してから、数時間後に頭部の撮影を実施するので、検査に少し時 間がかかります。:正答です。

覚えるポイント

放射性医薬品は検定日時の制約があり、投与後の集積を待って撮像します。水分制限ではなく排泄促進が基本です。

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