109Q192|第109回 薬剤師国家試験 過去問
白癬及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 4・5
正答
4・5
この問題のポイント
白癬の原因となる皮膚糸状菌と治療期間、爪白癬の内服治療、抗真菌薬の禁忌・重篤副作用を確認します。
解説
白癬はTrichophyton rubrumやT. interdigitaleなどの皮膚糸状菌が角質へ感染して起こり、Candida albicansが最多原因ではありません。足白癬の外用療法は症状が軽快しても菌が角質に残り得るため、十分な期間継続して再発を防ぎます。爪は薬が届きにくいので、病型や重症度に応じてテルビナフィンやイトラコナゾールの内服も用います。イトラコナゾール錠は胎児への危険を考慮して妊婦または妊娠可能性のある女性に禁忌です。経口テルビナフィンでは重篤な肝障害や血液障害に注意し、投与前後の検査が必要です。
選択肢の確認
1.足白癬の原因で最も頻度の高いのは、カンジダ・アルビカンスである。:足白癬の主因は皮膚糸状菌で、カンジダが最も多いわけではありません。
2.足白癬への外用薬による治療は、1 週間で中止する。:1週間では不十分で、症状消失後も含めて十分な期間の外用を続けます。
3.爪白癬の治療には、内服薬は用いられない。:爪白癬には病状に応じてテルビナフィンやイトラコナゾールの内服療法を行います。
4.イトラコナゾール錠は、妊婦又は妊娠の可能性のある女性に禁忌である。:正答。胎児への影響を考慮し、妊婦または妊娠可能性のある女性には禁忌です。
5.テルビナフィン塩酸塩錠の副作用として、重篤な肝障害がある。:正答。経口投与では重篤な肝障害があり得るため、肝機能の確認が重要です。
覚えるポイント
足白癬は皮膚糸状菌、治療は十分継続、爪白癬には内服も用います。イトラコナゾールは妊娠禁忌、テルビナフィンは肝障害に注意です。