109Q121第109回 薬剤師国家試験 過去問

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染と薬害エイズに関する以下の問いに答 えよ。 図1 は、国内のHIV 感染者及びAIDS 患者の年間新規報告数の推移を示したも のであり、図2 は、2021 年における国内のHIV 感染者の新規報告の感染経路別内 訳である。HIV 感染者の発生動向に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ 選べ。 その他 経路ア 経路ウ 41 人 (5.5%) 91 人 (12.3%) 不明 78 人 (10.5%) 1400 1 人 (0.1%) A B 1200 新規報告数(人) 1000 800 600 400 200 経路イ 0 531 人 (71.6%) 年 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 図1 HIV 感染者及びAIDS 患者の 年間新規報告数の推移 令和3 (2021)年 エイズ発生動向年報(厚生労働省エイズ動向委員会)を基に作成 図2 2021 年におけるHIV 感染者の 新規報告の感染経路別内訳 令和3 (2021)年 エイズ発生動向年報(厚生労働省エイズ動向委員会)を基に作成

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正解: 1・5

正答

1・5

この問題のポイント

折れ線の上下関係からHIV感染者とAIDS患者を見分け、2021年の実数と感染経路別の構成割合を読み取ります。

解説

図1では年間新規報告数が一貫して多いAがHIV感染者、少ないBがAIDS患者です。2021年はHIV感染者742人、AIDS患者315人であり、両者の合計1,057人に占めるAIDS患者の割合は約30%です。また新規HIV感染者は男性が大多数を占めます。図2では、イが同性間の性的接触531人で71.6%と最も多く、アは異性間の性的接触91人、ウは母子感染1人です。グラフでは人数だけでなく、分母が何であるかを確かめて割合を計算します。

選択肢の確認

1.図1 のAはHIV 感染者で、BはAIDS 患者を表している。:正答。報告数が多いAがHIV感染者、少ないBがAIDS患者です。
2.2021 年におけるHIV 感染者とAIDS 患者を合わせた新規報告数に占める AIDS 患者の割合は、約80%と高い水準である。:315÷1,057は約30%であり、約80%ではありません。
3.HIV 感染者年間新規報告数は、男性よりも女性の方が多い。:年間新規報告数は女性より男性の方が多い状況です。
4.図2 の経路アは、母子感染によるものである。:アは異性間の性的接触で、母子感染はウです。
5.図2 の経路イは、同性間の性的接触によるものである。:正答。イは531人で、同性間の性的接触を示します。

覚えるポイント

HIV感染者は感染が確認された段階、AIDS患者は指標疾患を発症した段階の報告です。図の記号は人数と割合の双方から対応づけます。

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