109Q065|第109回 薬剤師国家試験 過去問
手術が適応とならないクッシング症候群の治療に用いる薬物はどれか。1つ選 べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
クッシング症候群で手術ができない場合は、副腎皮質ホルモンの産生を抑える薬を選択します。
解説
ミトタンは副腎皮質細胞に選択的な障害作用を示すとともに、副腎ステロイド合成を抑制します。手術適応とならないクッシング症候群で、過剰なコルチゾール産生を抑える目的に用いられます。作用発現や効果の個人差が大きく、血中濃度、副腎機能、肝機能、神経症状などを監視します。過度の副腎機能低下が起これば、必要に応じて副腎皮質ホルモンを補充します。
選択肢の確認
1.チアマゾール:甲状腺ペルオキシダーゼを阻害し、甲状腺機能亢進症に用います。
2.ミトタン:正答。副腎皮質に作用してステロイド産生を抑え、手術不能のクッシング症候群に用います。
3.デスモプレシン酢酸塩水和物:バソプレシンV₂作用を利用し、中枢性尿崩症などに用います。
4.レボチロキシンナトリウム水和物:甲状腺ホルモンを補充し、甲状腺機能低下症に用います。
5.メチロシン:チロシン水酸化酵素を阻害し、褐色細胞腫のカテコールアミン過剰を抑えます。
覚えるポイント
ミトタンは副腎皮質、メチロシンは褐色細胞腫のカテコールアミン合成、と標的臓器と合成経路を分けます。