109Q040|第109回 薬剤師国家試験 過去問
抗悪性腫瘍薬のうち、チュブリンに結合し微小管の重合を阻害するのはどれ か。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
微小管作用薬は、チュブリンの重合を妨げるビンカアルカロイドと、微小管を安定化するタキサン系を区別します。
解説
ビンクリスチンはβ-チュブリンに結合し、チュブリン二量体が微小管へ重合するのを阻害します。紡錘体形成が妨げられるため、細胞は分裂中期で停止します。選択肢の他薬はすべて抗悪性腫瘍薬ですが、DNA架橋、葉酸代謝、チミジル酸合成、DNA鎖切断という異なる作用点をもちます。薬効群が同じでも、細胞周期のどの構造・反応を止めるかで判定します。
選択肢の確認
1.シスプラチン:DNA鎖内・鎖間架橋を形成し、複製や転写を妨げます。
2.メトトレキサート:ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害し、核酸合成に必要な還元型葉酸を減らします。
3.ビンクリスチン:正答。チュブリンに結合して微小管重合と紡錘体形成を阻害します。
4.フルオロウラシル:FdUMPとなってチミジル酸合成酵素を阻害します。
5.ブレオマイシン 必須問題 【薬剤】:鉄との複合体などを介して活性酸素を生じ、DNA鎖を切断します。
覚えるポイント
ビンカアルカロイドは微小管重合を阻害し、タキサン系は脱重合を妨げて微小管を過度に安定化します。