109Q035|第109回 薬剤師国家試験 過去問
トリメブチンの消化管運動調節作用の機序はどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
トリメブチンは消化管の末梢性オピオイド受容体へ作用し、運動亢進時と低下時の双方で運動を正常化する調節薬です。
解説
公式紙面の選択肢5はオピオイドμ受容体刺激を示します。トリメブチンは消化管運動亢進時には副交感神経終末のμ・κ受容体を介してアセチルコリン遊離を抑え、過剰な運動を鎮めます。運動低下時には交感神経終末からのノルアドレナリン遊離を抑えるなどして運動を高める方向にも働きます。単純な促進薬や抑制薬ではなく、状態に応じて調節する点が特徴です。
選択肢の確認
1.ドパミンD2 受容体遮断:一部の消化管運動促進薬の機序ですが、本薬の主作用ではありません。
2.コリンエステラーゼ阻害:アセチルコリン分解を一方向に抑える機序で、調節作用とは異なります。
3.アセチルコリンM3 受容体刺激:平滑筋収縮を直接促す機序ではありません。
4.セロトニン5︲HT4 受容体刺激:コリン作動性神経からの伝達を促す別系統の機序です。
5.オピオイドn 受容体刺激:正答。文字列ではnですが、公式紙面のμ受容体への作用を指します。
覚えるポイント
トリメブチンは末梢性オピオイド受容体を介し、亢進した運動を抑え、低下した運動を高める方向へ調節します。