109Q012|第109回 薬剤師国家試験 過去問
真核細胞の核内のDNA とは別に、独立したDNA を遺伝情報として有する細胞 小器官はどれか。1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
核DNAとは別のゲノムをもつ細胞小器官を問う問題です。細胞内共生説に由来する、独自DNAとリボソームを備えた小器官を選びます。
解説
ミトコンドリアは二重膜で囲まれ、環状のミトコンドリアDNAと独自のリボソームをもちます。分裂によって増殖し、好気性細菌が祖先的な真核細胞へ共生したという細胞内共生説を支持する特徴です。ただし、機能に必要なタンパク質の多くは核DNAにコードされ、細胞質で合成後に取り込まれます。ヒトではミトコンドリアDNAは原則として母系遺伝します。他の選択肢はいずれも重要な膜系小器官ですが、独自DNAはもちません。
選択肢の確認
1.ペルオキシソーム:脂肪酸酸化や過酸化水素分解を担いますが、独自DNAをもちません。
2.ミトコンドリア:正答。核とは別の環状DNAをもち、酸化的リン酸化によるATP産生を担います。
3.リソソーム:加水分解酵素による細胞内消化を行う小器官で、DNAはありません。
4.ゴルジ体:タンパク質や脂質の修飾・選別・輸送を担い、独自DNAはありません。
5.小胞体:タンパク質・脂質の合成などを担う膜系で、独自DNAをもちません。
覚えるポイント
真核細胞で独自DNAをもつ代表はミトコンドリアと、植物・藻類の葉緑体です。二重膜、環状DNA、独自リボソームを一組で覚えます。