109Q003|第109回 薬剤師国家試験 過去問
質量数は変わらず原子番号が1 増加した娘核種が生成するのはどれか。1つ選 べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
核内で陽子と中性子のどちらが変換されるかを追えば、質量数Aと原子番号Zの変化を判断できます。Aを変えずにZを1増やすのは、中性子が陽子へ変わる壊変です。
解説
β-壊変では、原子核中の中性子1個が陽子1個へ変わり、電子と反電子ニュートリノが放出されます。核子の総数は変わらないので質量数は一定ですが、陽子が1個増えるため原子番号は1増加します。β+壊変と軌道電子捕獲では逆に陽子が中性子へ変わるため、原子番号は1減少します。粒子を放出するα壊変や、励起状態だけが変わる核異性体転移とも区別します。
選択肢の確認
1.a 壊変:α粒子であるヘリウム原子核を放出し、質量数は4、原子番号は2減少します。
2.b - 壊変:正答。中性子が陽子へ変わるため、質量数は不変で原子番号が1増加します。
3.b + 壊変:陽子が中性子へ変わり、質量数は不変で原子番号が1減少します。
4.軌道電子捕獲:陽子が軌道電子を捕獲して中性子となるため、原子番号は1減少します。
5.核異性体転移:励起核がγ線などを放出して低いエネルギー状態へ移り、質量数も原子番号も変わりません。
覚えるポイント
β-はZが+1、β+と電子捕獲はZが-1、核異性体転移はA・Zとも不変です。変化を暗記するときも、陽子と中性子の変換で確認します。