61PM053|第61回 作業療法士国家試験 過去問
橈骨神経で正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・5
正答
2・5
この問題のポイント
橈骨神経の機能と解剖的起源を正確に把握することが求められます。特に、支配筋の特定と神経の分岐経路の理解は、臨床で見られる「ドロップハンド」といった障害の診断に直結します。
解説
橈骨神経は、前腕の伸展運動を司る主要な神経で、腕橈骨筋を支配します。この筋肉は前腕の伸展(特に手首の伸展)に重要な役割を果たし、外傷や手術で損傷すると「ドロップハンド」という症状が現れます。また、橈骨神経は腕神経叢の「後神経束」から分枝し、手の外側(手背)の皮膚感覚を支配しますが、手掌全体の感覚とは関係ありません。
この神経は、正中神経や尺骨神経とは異なり、前腕の伸展筋を支配しており、作業療法においては手指の安定性や精密作業(例:書類処理、工具操作)に影響を与えるため、神経損傷時のADL(日常生活活動)の制限を評価する上で重要です。
選択肢の確認
1.円回内筋を支配する。:間違え。円回内筋は正中神経に支配される。
2.腕橈骨筋を支配する。:正しい。前腕の伸展運動に直接関与。
3.前骨間神経を分枝する。:間違え。前骨間神経は正中神経の分枝。
4.手掌の皮膚感覚を支配する。:間違え。手掌は正中神経・尺骨神経が支配。
5.腕神経叢の後神経束から分枝する。:正しい。後神経束から出るため、手の外側の感覚と運動を支配。
覚えるポイント
「腕の伸展」=腕橈骨筋、
「神経の出所」=後神経束。
この2つをセットで記憶すれば、橈骨神経の機能と解剖は確実に把握できます。