61PM049第61回 作業療法士国家試験 過去問

精神障害者の訪問支援で、心理的・社会的・職業的機能の状態を評価するために 適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1.GAF

この問題のポイント

精神障害者の心理的・社会的・職業的機能を総合的に評価する際、一元的なスコアで機能レベルを把握できる尺度が重要です。GAFは、その目的に最も適した評価尺度です。

解説

訪問支援において、患者の生活の質や社会的参加の可能性を理解するには、心理的・社会的・職業的機能の全体像を把握することが求められます。この中で、GAF(Global Assessment of Functioning) は、DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)に掲載された尺度で、0〜100点のスコアで総合的な機能水準を評価します。高いスコアは機能の良好さを示し、低スコアは症状の影響が生活に及んでいることを示します。訪問支援の現場では、患者の現在の生活状況や支援の方向性を判断する際に、このスコアは非常に有用です。

一方、他の選択肢は機能の総合評価に適していません。OSAは作業的行動や環境への関与を評価する自己報告ツールで、心理的・社会的機能の総合評価とは異なります。Rehabは行動や技能の評価に特化しており、全般的機能の把握には不向きです。作業質問紙は作業行動の意欲や習慣を評価するもので、心理的・社会的・職業的機能の包括的評価には適していません。一般性自己効力感尺度は自己効力の程度を測るため、機能の総合評価とは関係ありません。

選択肢の確認

1.GAF:心理・社会・職業的機能を0〜100点で総合評価。訪問支援で機能レベルの把握に適している。
2.OSA:作業的行動や環境の評価に特化。全般的機能評価には不適。
3.Rehab:行動・技能の評価に焦点。総合的機能評価には不向き。
4.作業質問紙:作業行動の習慣・意欲を評価。総合的機能評価とは異なる。
5.一般性自己効力感尺度:自己効力の測定。機能の総合評価とは無関係。

覚えるポイント

「心理的・社会的・職業的機能の総合評価」が必要なとき、GAFが最も適した尺度です。訪問支援で患者の生活の質を簡潔に把握するための標準的なツールとして、必ず覚えてください。

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