61PM025|第61回 作業療法士国家試験 過去問
IADL の評価法はどれか。2 つ選べ。
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正解: 1・5
正答
1・5
この問題のポイント
IADL(手段的日常生活動作)は、基本的ADL(食事、更衣、排泄など)より高次の活動で、買い物、金銭管理、交通機関利用、趣味などに該当します。評価には、患者の社会的・認知的機能を考慮したツールが必要です。試験で注意すべきは、IADLに特化した評価法を識別できることです。
解説
IADLは、日常生活の中で「手段」を用いて実行する活動であり、認知的・社会的機能に強く依存します。このため、単なる身体的自立を測るツール(例:Katz Index、WeeFIM)では適切な評価が得られません。FAI(Frenchay Activities Index)は、脳卒中後の患者において、買い物、外出、趣味活動などを評価するためのIADL専門のスケールです。また、高齢者を対象にした「老研式活動能力指標」は、手段的自立、知的能動性、社会的役割の3つの観点からIADLを評価しており、臨床現場で実用性が高いです。これらのツールは、患者の生活の質をより包括的に把握するために重要です。
選択肢の確認
1.FAI:脳卒中後患者のIADLを評価するための標準的なツール。買い物・外出・趣味活動などを含み、IADLに適した評価法。
2.PULSES:身体機能・精神的・社会的側面を評価するが、IADLに特化していない。基本的ADL評価に使用される。
3.WeeFIM:小児向けの機能評価で、基本的ADL(移動、セルフケア)を主に評価。IADL項目は含まれない。
4.Katz Index:基本的ADLの6項目(食事、更衣、トイレなど)を評価。IADLには対応しない。
5.老研式活動能力指標:高齢者を対象にしたIADL評価で、手段的自立を3段階で評価。臨床的に有効なツール。
覚えるポイント
「WeeFIM・FIM・Barthel・Katz = 基本的ADL」と覚え、IADLは別途評価が必要です。IADLを評価する際は、認知・社会的機能を重視したツール(FAI、老研式活動能力指標)を選ぶことが鍵です。