61AM031第61回 作業療法士国家試験 過去問

MTDLP で正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

MTDLP(生活行為向上マネジメント)は、生活における行動の質を高めるためのマネジメント手法で、特に「社会適応プログラム」が環境因子(住環境、社会資源、人的環境、制度・サービスなど)に焦点を当てていることの理解が鍵です。

解説

MTDLPは日本作業療法士協会が開発した、生活行為の向上を目指す総合的マネジメントツールです。その3つのプログラムのうち、「社会適応プログラム」は、患者が日常生活でより適切に社会に参加できるようにするため、環境因子(例:住環境、地域資源、介護者、制度の有無など)を改善・活用するアプローチをとります。このプログラムは、ICF(国際生活機能分類)の「環境要因」に直接対応しており、患者の生活環境を整えることで社会的参加を支援します。

一方、他の選択肢は誤りです。
1は「機能訓練の目的」という誤解で、MTDLPの目的は「生活行為の向上」であり、機能訓練そのものではなく、生活全体の質を高める点にあります。
2は「活動性が低い人は対象外」という認識は誤りで、むしろ活動意欲が低い人にも適用可能です。
3は「必ず認知機能検査を行う」という要件は存在せず、導入には認知評価が必須とは限りません。
4は「訪問リハビリテーションでは活用できない」というのは誤りで、訪問・通所・入院など、どんな場でも適用可能です。

選択肢の確認

1.機能訓練の実施を目的とする。:誤り。目的は生活行為の向上。
2.活動性が低い人は対象外である。:誤り。意欲が低い人にも対応可能。
3.導入前には必ず認知機能検査を行う。:誤り。検査は必須ではない。
4.訪問リハビリテーションでは活用できない。:誤り。場所に制限はない。
5.社会適応プログラムは環境因子に関するアプローチで構成する。:正しい。環境要因に焦点を当てたプログラム。

覚えるポイント

「社会適応プログラム=環境因子へのアプローチ」という対応を、**「環境を整えることで生活が良くなる」**というシンプルなイメージで覚えてください。MTDLPは、患者の生活を支える「周囲の環境」を見直す力を持っています。

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