60PM085|第60回 作業療法士国家試験 過去問
出生後、消失するのが最も遅いのはどれか。
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正解: 4
正答
4.足底把握反射
この問題のポイント
出生後、消失が最も遅い原始反射を問う問題。発達段階における反射の出現・消失のタイミングを理解することで、子どもの身体的発達のプロセスを把握できる。特に、歩行開始に伴う「独歩確立」が反射の消失と関連付けられるため、発達の軸として重要。
解説
出生後に消失する原始反射は、発達の過程で段階的に減少する。この中で、最も遅く消失するのは「足底把握反射」である。この反射は、足の底を刺激すると手足を引き寄せ、足を引き上げる反応を示す。通常、生後9〜12か月頃まで残り、歩行開始(独歩)に伴って徐々に消失する。他の反射と比較すると、このタイミングは最も遅く、発達の「立位・歩行」段階にまで関連付けられるため、臨床で重要な指標となる。
選択肢の確認
1.吸啜反射:生後4〜6か月頃に消失。飲み込みに関与する反射で、早期に消える。
2.Galant 反射:生後2〜4か月頃に消失。足の刺激に反応し、体を動かす反射で、早い。
3.手掌把握反射:生後4〜6か月頃に消失。手をつかみ、持ち上げる反応で、上肢の発達に沿って早く消える。
4.足底把握反射:生後9〜12か月頃まで残る。歩行開始に伴い消失し、最も遅い。
5.交叉性伸展反射:生後1〜2か月頃に消失。体の軸を保つ反射で、最も早い。
覚えるポイント
「上肢は早く、下肢は遅く」を意識すると、手掌把握が4〜6か月で消え、足底把握が9〜12か月まで残るというパターンが整理できる。歩行が可能になるまでの過程で、足底把握反射が最後に消えることから、発達の「立位・歩行」段階を理解する鍵となる。