60PM053|第60回 作業療法士国家試験 過去問
味覚を支配する脳神経はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2 または 3
正答
2(舌咽神経)・3(迷走神経)
この問題のポイント
味覚の支配神経は、舌の部位ごとに異なる脳神経が関与しています。試験では「どの神経が味覚を支配するか」という基本的な知識が問われ、特に「部位別に分ける」という視点が重要です。三叉神経や舌下神経は誤解を招くため、正確な理解が不可欠です。
解説
味覚は、舌の異なる領域で異なる脳神経によって支配されます。舌の前2/3(前半)の味覚は顔面神経(鼓索神経)を通じて伝わるが、選択肢には顔面神経が含まれていません。したがって、選択肢内で味覚を支配する神経は、舌の後半(後1/3)と咽頭・喉頭蓋付近に該当します。
→ 舌後1/3の味覚は舌咽神経(脳神経Ⅸ)が支配し、
→ 咽頭・喉頭蓋付近の味覚は迷走神経(脳神経Ⅹ)が支配します。
この2つが正答です。三叉神経は体性感覚(触・痛・温)を伝えるだけで、味覚には関与しません。副神経は筋肉の運動を支配し、舌下神経は舌の運動を司るため、いずれも味覚とは無関係です。
選択肢の確認
1.三叉神経:体性感覚を支配。味覚はなし。
2.舌咽神経:舌後1/3の味覚を支配。正解。
3.迷走神経:咽頭・喉頭蓋の味覚を支配。正解。
4.副神経:胸鎖乳突筋など運動を支配。味覚なし。
5.舌下神経:舌の運動を支配。味覚には関与しない。
覚えるポイント
「舌の前半=顔面神経(鼓索)」「後半=舌咽神経」「咽頭=迷走神経」という3段階で整理すると、記憶がしやすくなります。試験では「脳神経の機能」と「部位の対応」を正確に結びつけることが鍵です。