60PM040第60回 作業療法士国家試験 過去問

「持続性・安定性」の評価で「現在の社会適応度」の項目を含む尺度はどれか。

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正解: 3

正答

3.LASMI

この問題のポイント

「持続性・安定性」という評価項目に加え、現在の社会適応度を明確に含む尺度は、**LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)**です。この尺度は、精神障害者の生活機能を5つの領域で評価しており、その中で「持続性・安定性」と「社会適応度」が直接的に測定されます。特に、作業療法においては生活行動の継続性や社会的関わりの質を把握するために重要です。

解説

作業療法士が精神障害者の生活機能を評価する際、特に「社会的適応」や「生活の安定性」に注目することが求められます。LASMIは、日常生活、対人関係、労働または課題の遂行、持続性・安定性、自己認識の5領域を含み、そのうち「持続性・安定性」の項目は、患者が現在どの程度社会的環境で安定して暮らせるかを評価します。この項目は、社会適応度の直接的な指標として機能します。

一方、他の選択肢は以下の通りです。

  • BPRS(Brief Psychiatric Rating Scale)は精神症状の強さを評価する尺度であり、社会適応の項目を含みません。
  • GAF(Global Assessment of Functioning)は全体的な機能を0〜100の1つのスコアで評価するため、社会適応度を「領域別に」評価する構造を持ちません。
  • Rehabは逸脱行動や全般的行動を評価する尺度で、社会適応の評価とは異なります。
  • 精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)はケア計画に使用される総合的ツールで、社会適応度の明確な項目構成とは異なります。

選択肢の確認

1.BPRS:精神症状の評価。社会適応度の項目なし。
2.GAF:1つの数値で全体機能を評価。領域別評価不可。
3.LASMI:「持続性・安定性」「社会適応度」を含む。 正解。
4.Rehab:逸脱行動評価。社会適応とは関連なし。
5.精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版):ケア計画用。社会適応度の項目構成と異なる。

覚えるポイント

「5領域」を語呂で覚えると効果的:「日(日常生活)→ 対(対人関係)→ 労(労働/課題)→ 持(持続性・安定性)→ 自(自己認識)」。この中で「持続性・安定性」が社会適応と密接に関連しており、LASMIがその評価に適していることがポイントです。

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